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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻10号

1981年10月発行

文献概要

質疑応答

臨床化学 セ・ア膜電気泳動で原点に残る変性蛋白様物質は?

著者: 長裕子1 M子

所属機関: 1東京医科歯科大検査部

ページ範囲:P.1181 - P.1182

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 〔問〕 セルロースアセテート膜電気泳動法において,原点に残る変性蛋白様のものが見られました.血清には,乳び,溶血,黄疸などが見られず,当日,免疫グロブリンをSRID法で測定すると,IgAが83mg/dl (130〜290),IgMが700mg/dt (100〜180),IgGが1,200mg/dl (800〜1,800)で,IgMが高値を示しました.分画は,A1bが59.1%,α1が16.3%(原点),α2が9.0%,βが6.3%,TPが7.2g/dlで.M蛋白は見られませんでした.この変性蛋白様のものはアセテート膜の裏まで透過せず,塗布面に残っていました.これは,どのような場合に見られるのでしょうか.また,前処理などがあればお教えください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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