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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻12号

1981年11月発行

文献概要

今月の主題 輸血 カラーグラフ

成分輸血とその手技—Haemonetics Model 30を用いた血小板顆粒球採取

著者: 下山正徳1

所属機関: 1国立がんセンター病院・内科

ページ範囲:P.1420 - P.1422

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 血球分離装置は最近各種のものが市販されている.遠心法と吸着法とに分けられるが,遠心法には間欠血流方式であるHaemonetics Model 30があり,連続血流方式としてCelltrifuge Ⅰ,Ⅱ,IBM 2997, CS−3000などの機種がある.これらの機種はコンピューターを用いて自動化する傾向にあるが,それぞれの機種には特徴があり,一概に優劣は論じられない.なお,吸着法は顆粒球採取のためのロイカラムが市販されているが,世界的にみて,この方法は採取顆粒球に損傷がみられるので使用されない傾向にある.現在のところ,我が国で最も多く使用されているHaemonetics Model30を用いた血小板,顆粒球採取法を中心に述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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