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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻13号

1981年12月発行

文献概要

今月の主題 血液ガス分析と酸—塩基平衡 技術解説

呼気ガス分析法—各装置とその特徴

著者: 市瀬裕一1 川城丈夫1

所属機関: 1慶応大学内科

ページ範囲:P.1563 - P.1570

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 呼気ガスは,肺内における様々な現象を総合的に反映するものであり,肺における病態生理を検索する場合,重要な分析対象の一つとなる.分析の対象となるガス種は検査,研究の目的に応じて多種多様である.その例としてO2,CO2,N2はもとより,COあるいは炭化水素系ガス,N2O, SF6,He, Ne,Arなどが挙げられる.それらに対応して,呼気分析装置と呼びうる装置も多種多様にわたり,それぞれに,それなりの工夫が必要な場合も少なくない.Scholander微量ガス分析装置,N2メーター,赤外線分光計,カサロメーター,ガスクロマトグラフ,呼気分析用質量分析計,ポーラログラフ式酸素分析計などが一般に頻用されている.本稿においては,それらの中で最も基本的と考えられる2種の呼吸分析装置—Scholander微量ガス分析装置及び呼気分析用質量分析計—を紹介することとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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