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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻13号

1981年12月発行

文献概要

負荷機能検査・24

成長ホルモン分泌機能検査

著者: 斎藤史郎1 近森一正2

所属機関: 1徳島大学病院検査部 2徳島大学第2内科

ページ範囲:P.1622 - P.1628

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 ヒト成長ホルモン(GH)は191個のアミノ酸から成るペプチドで,成長促進,蛋白合成促進,脂肪分解促進などの作用を有する.
 下垂体からのGHの分泌は,視床下部のGH放出促進因子(GRF)とGH放出抑制因子(GIF,ソマトスタチン)の両者により調節されている.このうち,GRFの構造はまだ不明であるが,ソマトスタチンの構造と生物活性は既に明らかにされている.GHとソマトスタチンの分泌調節には,脳内アミンをはじめ諸種の神経ペプチドが関与しているが,GHの分泌を直接的または間接的に促進または抑制するものとして,表のような種々の因子及び疾患が知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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