icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻13号

1981年12月発行

文献概要

研究

小児患者におけるHBs抗原,抗体の検討

著者: 杉山武喜子1 遠藤亨一1 西川伸一1 内記千世子1 福田文男1

所属機関: 1静岡県立こども病院臨床検査科

ページ範囲:P.1645 - P.1648

文献購入ページに移動
はじめに
 HBウイルスに関しては疫学調査をはじめとして各種肝疾患との関連1,2),検査法の研究3〜6),更に最近では感染防止に関する検討がなされている.しかし,筆者らの調べた範囲では,小児期のHBウイルスに関しての服告7〜9)は母子間感染の研究10,11)以外に余りみられず,未解決の点も多い.筆者らは小児専門病院として開院以来3年間のHBs抗原,抗体陽性児を中心に疾患との関連,HBウイルス保有率,感染経路,肝機能などについて可能な限り整理し,成人とかなり相違する結果を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?