文献詳細
文献概要
負荷機能検査・14
胆汁酸負荷試験
著者: 有阪治1 入戸野博1
所属機関: 1順天堂大学小児科
ページ範囲:P.175 - P.182
文献購入ページに移動胆汁酸負荷試験の起こり
胆汁酸の合成,抱合,排泄及び血中からの取り込みは肝細胞の特異な機能であり,各種肝胆道系疾患において血中の胆汁酸値が上昇することはよく知られていた.しかしその測定法が煩雑であるために,臨床的に利用されなかった.
最近,ラジオイムノアッセイ(RIA)及び酵素螢光法による胆汁酸の微量測定法が確立され,血中胆汁酸の測定が簡単となり,精度が向上し,血中胆汁酸値によって肝胆道系疾患を診断し,病態を解析しようとする試みがなされている.
胆汁酸の合成,抱合,排泄及び血中からの取り込みは肝細胞の特異な機能であり,各種肝胆道系疾患において血中の胆汁酸値が上昇することはよく知られていた.しかしその測定法が煩雑であるために,臨床的に利用されなかった.
最近,ラジオイムノアッセイ(RIA)及び酵素螢光法による胆汁酸の微量測定法が確立され,血中胆汁酸の測定が簡単となり,精度が向上し,血中胆汁酸値によって肝胆道系疾患を診断し,病態を解析しようとする試みがなされている.
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