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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻2号

1981年02月発行

文献概要

新しいキットの紹介

サンドイッチRIA法を用いた乾燥血液濾紙中TSHの測定

著者: 水田仁士1 川島実2 市原清志1 宮井潔1

所属機関: 1大阪大学病院中央臨床検査部 2大阪血清微生物研究所

ページ範囲:P.217 - P.220

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はじめに
 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)は非可逆的な知能低下をまねく疾患であるとされていたが,新生児期のマススクリーニングにより早期発見早期治療を行えば,これを防ぐことができる1).その一つとして乾燥血液濾紙中TSHをRIAで測定するクレチン症マススクリーニングは,宮井2),入江ら3)によって開発され,本邦では1975年以来,大阪・東京地区でその成果を上げている4〜6).また1980年春から,厚生省の指導により全国的に行政実施されつつある7).そこで乾燥血液濾紙中TSHの測定法として,幾つかの方法が開発されつつあるが,今回Corning製の乾燥血液濾紙中TSH測定用RIAキットを使用する機会を得,その基礎的検討を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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