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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻5号

1981年05月発行

文献概要

アイソエンザイム・5

アミラーゼ

著者: 馬場茂明1 大槻眞1 前田光雄1

所属機関: 1神戸大学第2内科

ページ範囲:P.556 - P.560

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 膵疾患の診断や高アミラーゼ血症の鑑別に現在,アミラーゼアイソエンザイムによる分析が繁用されている.しかしながら,各施設において分離方法が異なり,その分離度やアイソエンザイムの命名法,あるいは結果の解釈には一定の見解がまだ得られていない.
 アミラーゼアイソエンザイムの分離方法としては,カラムクロマトグラフィー法や種々の支持体による電気泳動法が用いられているが,これらが日常臨床検査法として用いられるためには,操作が簡便で再現性があり,かつ分離度の優れていることが何よりも大切であると思われる,このような点をすべて満足させることは極めて困難であり,命名法が統一されていないこととあいまって,アミラーゼアイソエンザイムの解釈の混乱の原因の一つとなってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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