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今月の主題 貧血 検査と疾患—その動きと考え方・54
小球性低色素性貧血
著者: 高久史麿1
所属機関: 1自治医科大学内科
ページ範囲:P.639 - P.646
文献購入ページに移動ヘモグロビンは鉄,プロトポルフィリン,グロビン蛋白,の三者から成り立っているが,その合成の障害も表1のごとく,①鉄代謝,②ポルフィリン・ヘム合成,③グロビン合成,の異常のいずれかによってもたらされる.その中で最も頻度が高いのが鉄欠乏性貧血である.以下症例を紹介しながら,小球性低色素性貧血の診断に至る過程を検査に重点を置いて述べる.
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