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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻6号

1981年06月発行

文献概要

新しいキットの紹介

皮膚糸状菌検出用培地,スラント・D「日研」(DTM)の効用

著者: 赤木正志1 高安進2

所属機関: 1八尾市立病院皮膚科部 2大分医科大学皮膚科

ページ範囲:P.691 - P.696

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はじめに
 前報2)において我々は皮膚糸状菌検出用培地,スラント・D「日研」(DTM:dermatophytes test medium)を用い患者材料における皮膚糸状菌検出成績について検討し,この培地がTrichopyoton, Microsporumなどの皮膚糸状菌の分離培地として,極めて有用であることを認めたが,今回は同一病巣から得られた検体をDTM及びサブロー平板培地に同時に接種して,目的菌の分離状況と雑菌の発育について比較検討を行い,DTMは雑菌を極めて効果的に抑制し皮膚糸状菌が選択的に検出できることを再確認したので,その結果を報告するとともに,更に代表的な皮膚糸状菌のDTM上における発育の経過及びその特徴を追加して記述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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