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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻10号

1982年10月発行

文献概要

研究

Dylonによる髄鞘染色迅速法

著者: 清野順市1 多田豊曠1 若林隆1 岸本英正1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第2病理学教室

ページ範囲:P.1205 - P.1207

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はじめに
 髄鞘染色には,Klüver-Barreraのルクソールファストブルー法1)をはじめとする優れた方法が用いられているが,Casper-Wolmanの螢光法2)は別として,いずれも脱パラフィン後,封入までに要する染色時間は通常10数時間とやや長く,一般の病理検査業務では延べ2日間を要するのがつねである.
 われわれは,布用染料として一般家庭用に市販されているDylonのうち,青色の染料であるMadonna Blueを用いて,脱パラフィンから封入までの全染色過程が1時間半から2時間半で終了し,しかも染色操作の容易な髄鞘染色を開発した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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