文献詳細
文献概要
特集 臨床検査のシステム化 システム化とは
4.情報システム
著者: 開原成允1
所属機関: 1東京大学病院情報処理部
ページ範囲:P.1254 - P.1260
文献購入ページに移動病院における情報システムの意義
病院における最も主要な業務は,患者の診断・治療である.病院においては,この診断治療が,1人の医師によって行われるのでなく,多くの部門,多くの職種の協力によって行われる所に特微がある.
一つの目的に多くの部門や,多くの人々が関与することになると,その間で意志の疎通をよくしておくことが重要になる.ふだんはあまり気づかないが,よく考えてみると,病院内で,このような連絡のために費やされている時間や,連絡のための手段が多くあることに気づく.例えば,医師から看護婦への指示,病棟から検査室への検査の依頼,薬剤部への処方の依頼,事務への料金の通達など,すべて上記の活動と考えられる.
病院における最も主要な業務は,患者の診断・治療である.病院においては,この診断治療が,1人の医師によって行われるのでなく,多くの部門,多くの職種の協力によって行われる所に特微がある.
一つの目的に多くの部門や,多くの人々が関与することになると,その間で意志の疎通をよくしておくことが重要になる.ふだんはあまり気づかないが,よく考えてみると,病院内で,このような連絡のために費やされている時間や,連絡のための手段が多くあることに気づく.例えば,医師から看護婦への指示,病棟から検査室への検査の依頼,薬剤部への処方の依頼,事務への料金の通達など,すべて上記の活動と考えられる.
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