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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻11号

1982年11月発行

文献概要

特集 臨床検査のシステム化 Quality Assurance (精度管理)

1.QAPプログラム

著者: 生垣賢1 魚住勝2 中野和彦2

所属機関: 1国際試薬㈱ 2国際試薬㈱QAP担当

ページ範囲:P.1360 - P.1368

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 工場の生産管理に使用されている統計学的品質管理法が,1950年LeveyとJenningsにより臨床検査の精度管理に導入されて以来,急速に普及し,臨床検査の信頼性の向上と技術的問題点の解明に応用され大いに役立っている.
 精度管理とは,臨床検査に関する医師のオーダー発生に始まり,検体採取,保存,運搬,分析,事務的手続などを経て,利用者である医師の手に報告されるまでのすべての過程で生ずると考えられるエラーや誤差の要因を未然に防止するとともに,これらの要因によって発生したエラーや誤差を速やかに発見し,対策を講じ,常に信頼される検査報告を提供するという一連のプログラムのことである.この精度管理プログラムを実施するためには,a.検査室運営の総合的改善 b.検査室の現状の完全な把握 c.分析技術者に対する教育の充実 d.信頼できる管理資料(コントロール血清など)の入手が必須条件である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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