文献詳細
文献概要
特集 臨床検査のシステム化 診断ロジック
3.心電図分析プログラム
著者: 宮原英夫1 藤田忠和2
所属機関: 1北里大学医学部内科 2(財)北里ヘルスサイエンスセンター
ページ範囲:P.1399 - P.1405
文献購入ページに移動これらの自動診断システムの中核をなす分析プログラムは,これまでにたびたび論文や解説の対象2〜4)となってきたが,一般臨床や臨床検査業務に携さわる医師や技師にとって,これらの資料の多くは詳細に過ぎ,何らかの手がかりがなければ取りつきにくいのではないかと心配される.そこでわれわれは,分析プログラムの1例としてミニコン内蔵型IBM 5880心電図記録分析装置(ECG Acquisition and analysis cart)で使用されているIBM 5890プログラムをとりあげ,心電計端末から送られた心電図信号が診断ロジックによってどのように処理され,最終的な診断レポートにまとめられるかについて,概略の流れを紹介した.またIBMプログラム同様アメリカで広く使用されているTelemedプログラムの特徴についても若干言及した.
掲載誌情報