文献詳細
文献概要
研究
アガロースゲルフィルムを用いた酵素免疫電気向流法によるLDH結合性免疫グロブリンの検出
著者: 藤田清貴1 高山恵美子1
所属機関: 1花園病院研究検査科
ページ範囲:P.1529 - P.1532
文献購入ページに移動はじめに
LDH (lactate dehydrogenase)結合性免疫グロブリンの検索において,高分子LDHの存在が見いだされた場合,この高分子LDHが免疫グロブリンと結合しているか否かを確認しなければならない.
その検索法として,酵素免疫電気泳動法1)や酵素免疫固定法2)などが一般的に用いられている.しかし,前者は酵素染色までの日数が多く,LDH活性が失活しやすいこと,また後者は抗体過剰を原理とすることから,十分量の抗原(血清)を用いるためには抗血清を濃縮しなければならず,多量の抗血清が使用されるなどの欠点3)がある.
LDH (lactate dehydrogenase)結合性免疫グロブリンの検索において,高分子LDHの存在が見いだされた場合,この高分子LDHが免疫グロブリンと結合しているか否かを確認しなければならない.
その検索法として,酵素免疫電気泳動法1)や酵素免疫固定法2)などが一般的に用いられている.しかし,前者は酵素染色までの日数が多く,LDH活性が失活しやすいこと,また後者は抗体過剰を原理とすることから,十分量の抗原(血清)を用いるためには抗血清を濃縮しなければならず,多量の抗血清が使用されるなどの欠点3)がある.
掲載誌情報