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PSP自動測定器"PSP-AUTO"の検討—現機種と試作改良機種について
著者: 牛山由美子1 仙名清次郎1 林茂子1 金井正光1
所属機関: 1信州大学医学部附属病院中央検査部
ページ範囲:P.1663 - P.1667
文献購入ページに移動フェノールスルホンフタレイン(phenolsulfonphthale-in;PSP)は,体内で酸化破壊されることなく,静注されたPSPの大部分が近位尿細管から排泄されるので,一定時間後の尿中PSP排泄量は腎血漿流量とよく相関し,腎機能のスクリーニング検査としてきわめて重要なものである.またPSPの分画排泄量曲線は,尿路などの死腔の有無や程度の診断にも利用されている1,2).
PSP検査の従来法は,PSP静注後の尿にアルカリを加えて発色させた後,水を添加して1,000mlに希釈し,比色するもので,この操作は,大量の検体を処理する場合にはかなりの場所と時間を要するため,測定法の簡易化と自動化が強く望まれていた.
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