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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻3号

1982年03月発行

文献概要

今月の主題 風変わりな感染経路の感染症 技術解説

Legionella pneumophilaとその近縁菌の検出について—水と土壌の検査法

著者: 藪内英子1

所属機関: 1関西医科大学微生物学教室

ページ範囲:P.271 - P.278

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 レジオネラ症(在郷軍人病)は1967年,フィラデルフィアでの重症肺炎患者集団発生事例に際して独立疾患と認められ,その原因菌はLegionella pneumophilaと命名された.これに伴って,それまで原因不明であったポンティアックでの熱性疾患集団発生事例もL.pneumophilaによるものであることが判明した.その後,Legionella類似菌として報告されたものはそれぞれ新種となり,そのうちの2菌種はそれぞれ新属FluoribacterとTatlockiaに移された.1981年11月現在でのLegionellaceaeの構成を表1に示す.
 Legionella属菌の中でヒト感染症との因果関係がまだ立証されていないのはLegionella gormaniiだけで,そのほかはすべてヒトの肺炎または熱性疾患の原因菌と認められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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