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編集者への手紙
北炭夕張新炭礦の災害とCOHbの測定の中で
著者: 村上良夫1
所属機関: 1夕張炭礦病院中央検査室
ページ範囲:P.314 - P.314
文献購入ページに移動 このたび多くの犠牲者を出しました北炭夕張新炭礦の事故につきまして,各界の多大なご支援とご同情をいただき,まことにありがたく存じております.北炭は国内随一の良質炭を大量に埋蔵しておりますが,採炭は深部に移行し,事故発生の危険も多く,昭和55年8月にも同坑において小規模の火災が発生し,注水消火に努め無事を得たことがありましたが,無事故の誓いも空しく56年10月16日,このたびの大災害を迎えてしまいました.
炭礦において坑内火災が発生した場合,坑内作業員および救護隊員の出坑の際,坑口で採血しCOHbの測定を義務付けられております.これは三井三池の事故以来,一酸化炭素中毒の診断,治療および後遺症に対する労災の認定などに不可欠な検査となっております.
炭礦において坑内火災が発生した場合,坑内作業員および救護隊員の出坑の際,坑口で採血しCOHbの測定を義務付けられております.これは三井三池の事故以来,一酸化炭素中毒の診断,治療および後遺症に対する労災の認定などに不可欠な検査となっております.
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