icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻3号

1982年03月発行

文献概要

研究

ウシフィブリノゲンを用いた黄色ブドウ球菌コアグラーゼおよびフィブリノリジンの検出

著者: 益田昭吾1 保科定頼2 伊藤祥子1 吉沢幸夫1 黒坂公生2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学細菌学教室 2東京慈恵会医科大学臨床検査医学教室

ページ範囲:P.346 - P.348

文献購入ページに移動
 黄色ブドウ球菌が産生するコアグラーゼは,その病原性因子としての役割はさておき,本菌種の同定に当たって重要な意義を有することは周知の事実である1)
 われわれは以前からプロテインA産生性に関する変異株のコアグラーゼ産生性を検討するに当たって,ヒト血漿平板の代わりに,ウシフィブリノゲンを含んだ平板培地を用いていたが,最近になって同様の発想に基づいた検討が発表2)されたことを知ったので,本報告ではわれわれの実際に行っている方法と比較しつつ,今までに得られた結果を紹介してみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?