文献詳細
文献概要
資料
エンザイムイムノアッセイ法によるCEA測定法の検討
著者: 橋本正勝1 岡部龍也1 樋口由利子2 桑島実3 河野均也1
所属機関: 1日本大学医学部臨床病理学教室 2川崎市立井田病院放射線部 3川崎市立井田病院臨床研究検査部
ページ範囲:P.729 - P.732
文献購入ページに移動1965年にGoldら1)によって発見された癌胎児性抗原(carcinoembryonic antigen;CEA)は,癌の診断ならびに治療における重要なマーカーの一つとして広く利用されている.CEAの測定はこれまで主にラジオイムノアッセイ(RIA)によって行われていたが,最近では,より手軽に取り扱うことのできるエンザイムイムノアッセイ(EIA)による測定法が開発され,その臨床検査における有用性が確認されている2).
今回,検体の前処理や操作法に改良を加え,より簡易化されたEIA法キット(CEA「ロシュ」EIAテスト)について検討する機会を得たので,その検討結果を報告する.
掲載誌情報