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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻7号

1982年07月発行

文献概要

研究

血清化学成分に影響を及ぼす生理的変動因子

著者: 内田壱夫1 佐藤信彦1 加藤義行1 平岡龍男1 真喜志康一郎1 若林正雄1

所属機関: 1日本医学研究所

ページ範囲:P.842 - P.847

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緒言
 血清化学成分に影響を及ぼす諸因子に関する検討が広く行われている.ここでは,生理的変動因子(特に個人間変動)に関して,各種職域の健常者を対象に検討した.
 個人間変動の主要因には,個体差,性,年齢,人種,地域,職業,食習慣などが挙げられる.今回は,これらの諸因子のうち制御可能な性,年齢差の影響を,性,年齢層別正常値のフィルターを通すことによって排除し,その後の各成分の異常出現頻度およびその内容から主に職業,食習慣を中心とした生活環境因子がもたらす血清化学検査値の変動に関して,若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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