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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻7号

1982年07月発行

文献概要

編集者への手紙

"アミロイド染色のコンゴーレッドを用いたHighman法について"(本誌vol. 26 no. 6)を読んで

著者: 柳原誠1

所属機関: 1岐阜大学医科部皮膚科学教室

ページ範囲:P.848 - P.848

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 アミロイド物質の組織化学的な同定法としてコンゴーレッドによる染色法がBennhold1)により開発され,本物質の証明法としてこのコンゴーレッド法がもっとも優れた方法として広く用いられている.しかし,Bennholdの染色法も分別が弱すぎると膠原線維や弾性線維の共染を防止することができず,また分別しすぎるとアミロイド物質のコンゴーレッドに対する染色性の低下をきたす.
 Puchtlerらのアルカリコンゴーレッド法2,3)は共染も少なく,優秀な染色法であるが,前田らも述べているように染色手技が繁雑である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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