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研究
コラゲン凝集反応の基準化—血小板凝集能検査法の基準化を目指して(第2報)
著者: 中井一吉1 内田景博1 寺田信幸1 橋口弘次1 吉村早苗1 奥間啓市1 久城英人1 児玉順三1
所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部
ページ範囲:P.951 - P.954
文献購入ページに移動心筋梗塞,脳梗塞などの血栓性疾患が循環器病に占める割合は,近年,著しく増加しており,その成因,病態の解明ならび治療,予防についての対策の確立が望まれている1).
特に血小板機能は,血栓の成立,進展因子として大きな役割を持つものと考えられ,その測定法と臨床的位置づけについて多くの報告がある2〜7)).現在用いられている血小板凝集能検査法には顕微鏡法,Screen Filtration Pressure法,吸光度法などがあり,その中でも検査値を容易に数量化できる吸光度法が繁用されている.
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