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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻9号

1982年09月発行

研究

一元免疫拡散(SRID)法によるCRP測定法の評価

著者: 内藤昭智1 富岡茂1 大場康寛1

所属機関: 1近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1078 - P.1080

文献概要

はじめに
 C反応性蛋白(C-reactive protein;CRP)は,感染,炎症,壊死などの組織破壊性病変が生体内に存在するときに血清中に証明される,急性期反応性蛋白である.このCRPは,病態の変化とともに消長するので,疾患の活動性,重症度,治療効果などの判定に,きわめて重要な情報を与えてくれる1,2)
 CRPの測定方法には主なものとして毛細管法3),レシチン凝集反応法4),ラテックス凝集反応法5),一元免疫拡散法6)(single radial immunodiffusion method;SRID法),レーザーネフェロメーター法7)などがある.この中で,日常検査法として現在もっとも繁用されているのは,沈降反応に基づく毛細管法であるが,定量性,再現性,処理能力,迅速性などにおいていくつかの問題点が指摘されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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