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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻9号

1982年09月発行

資料

血清分離時での血餅剥離を目的とした血液攪拌の検査値に与える影響

著者: 杉田収1 高田章1 松井朝子1 屋形稔1

所属機関: 1新潟大学医学部検査診断学教室(中央検査部)

ページ範囲:P.1081 - P.1085

文献概要

はじめに
 患者の血液,尿などの化学分析を主たる目的とした臨床化学の分野で,分析にかかるまでの検体の取り扱いかたの概論的記述は散見するが,血液検体を入れる容器(採血管)や血清分離時の諸問題に触れた記述は少ない.採血管や血清分離法は,長い間大きな問題にはならなかった.それは採血管はガラス製遠心沈殿管(以下,ガラススピッツ)に決まっており,血清分離法も溶血の発生を極力避けるという原則が定着していたからと思われる.しかし近年検査の迅速性,多最検体処理の必要性,院内感染防止,経済性などの問題から採血管と血清分離法が従来とは大きく変化しつつある.著者らは採血管の材質と,血清分離時の攪伴操作について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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