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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻9号

1982年09月発行

質疑応答

血液 PT,APTTの検査成績に及ぼす要因について

著者: 浮田實1 H美

所属機関: 1東京医科大学臨床病理

ページ範囲:P.1099 - P.1100

文献概要

 〔問〕 PT, APTTの検査で同時再現性を調べるため,健康人7名から採血,即時遠心分離して,血漿をガラス製の三角フラスコにプールして測定を行いました.その結果,採血後30分〜1時間30分くらいはPTが13.7秒±0.1秒,APTTが33秒±0.5秒でした.その後徐々に凝固時間が延長し,3時間30分後にはPTが15.6秒,APTTが55秒±1秒になりました.ただし,遠心分離した試験管に残っている血漿について3時間30分後に測定してもPT, APTTとも延長はみられず,またこのとき,プール血漿も遠心分離した試験管も室温放置の状態でした.
(1)なぜプール血漿と試験管に残った血漿とでこのような差が生じるのか

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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