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特集 臨床細菌検査 Ⅲ.疾患別検査の進め方
1.中枢神経系—特に髄膜炎
著者: 古田格1
所属機関: 1近畿大学医学部臨床病理学
ページ範囲:P.1223 - P.1229
文献購入ページに移動 中枢神経系の感染は脳実質と脳軟膜(髄膜)の炎症とに大きく区別され,脳実質炎(脳炎)はウイルスの感染が中心となるので,脳炎については省略し,ここでは,細菌検査と関係の深い髄膜炎について述べる.
髄膜炎は各種の病原体,例えば,細菌,真菌,ウイルスおよび原虫などによって惹起されるが,本症は脳および脊髄の表面を覆う髄膜の炎症である.髄膜の炎症であっても,炎症が拡がれば,炎症は脳実質や脳室にも及び,精神・運動活動をコントロールする中枢神経系の感染症であるため,迅速で適確な診断や治療が必要とされる.
髄膜炎は各種の病原体,例えば,細菌,真菌,ウイルスおよび原虫などによって惹起されるが,本症は脳および脊髄の表面を覆う髄膜の炎症である.髄膜の炎症であっても,炎症が拡がれば,炎症は脳実質や脳室にも及び,精神・運動活動をコントロールする中枢神経系の感染症であるため,迅速で適確な診断や治療が必要とされる.
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