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特集 臨床細菌検査 Ⅲ.疾患別検査の進め方
10.眼
著者: 大石正夫1
所属機関: 1新潟大学眼科
ページ範囲:P.1306 - P.1310
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1.眼瞼(縁)炎,結膜炎
眼瞼縁と結膜から検体を採取するときは,できるだけ局所麻酔剤を用いないようにする.麻酔剤に含まれている保存剤が細菌の増殖を阻止することがあるからである.
眼瞼縁は綿棒で拭いとって培地に塗抹培養する.結膜は下眼瞼を反転して,円蓋部結膜を露出し,ブイヨンまたは滅菌生食水に浸した綿棒または滅菌白金耳で眼脂などの分泌物を採取する(図1).これを血液寒天またはチョコレート寒天平板に塗抹培養する.
1.眼瞼(縁)炎,結膜炎
眼瞼縁と結膜から検体を採取するときは,できるだけ局所麻酔剤を用いないようにする.麻酔剤に含まれている保存剤が細菌の増殖を阻止することがあるからである.
眼瞼縁は綿棒で拭いとって培地に塗抹培養する.結膜は下眼瞼を反転して,円蓋部結膜を露出し,ブイヨンまたは滅菌生食水に浸した綿棒または滅菌白金耳で眼脂などの分泌物を採取する(図1).これを血液寒天またはチョコレート寒天平板に塗抹培養する.
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