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特集 臨床細菌検査 Ⅲ.疾患別検査の進め方
13.Mycoplasma, Chlamydia
著者: 加藤直樹1
所属機関: 1岐阜大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.1331 - P.1337
文献購入ページに移動Mycoplasma
Mycoplasmaは細胞壁を欠くことが大きな特徴で,多形性を示し,人工培地で培養できる最も小さな微生物である.その分類は図1に示した.Acholeplasmaを除き発育にコレステロールを要求し,培養には血清(ほとんどの場合,ウマ血清)の添加が必要である.臨床検査の場において,病原性との関係から現在分離・同定が必要と思われるのは,Mycoplasma Pneumoniae,Mycoplasma hominis,Ureaplasma urealyticumである.ヒトからはその他にMycoplasma fermentans,Mycoplasma salivarium,Mycoplasma orale,Mycoplasma buccaleなどが分離されるが,現在までのところ,病原性は認められていない.
Mycoplasmaは細胞壁を欠くことが大きな特徴で,多形性を示し,人工培地で培養できる最も小さな微生物である.その分類は図1に示した.Acholeplasmaを除き発育にコレステロールを要求し,培養には血清(ほとんどの場合,ウマ血清)の添加が必要である.臨床検査の場において,病原性との関係から現在分離・同定が必要と思われるのは,Mycoplasma Pneumoniae,Mycoplasma hominis,Ureaplasma urealyticumである.ヒトからはその他にMycoplasma fermentans,Mycoplasma salivarium,Mycoplasma orale,Mycoplasma buccaleなどが分離されるが,現在までのところ,病原性は認められていない.
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