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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻11号

1983年11月発行

文献概要

特集 臨床細菌検査 Ⅷ.感染症の診断の進め方

1.感染症の診断の進め方

著者: 勝正孝12 小花光夫3

所属機関: 1国立霞ヶ浦病院 2慶応義塾大学内科 3川崎市立川崎病院内科

ページ範囲:P.1423 - P.1429

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 感染症は細菌,マイコプラズマ,ウイルス,真菌,リケッチア,クラミジア,スピロヘータ,原虫,寄生虫などの病理微生物により惹起される疾患である.したがって,感染症の診断にあたっては病原微生物を証明することがもっとも重要である.日常診療において感染症を疑わせるもっともポピュラーな症状は発熱である.それゆえ,発熱を呈する患者をみたとき,まず何らかの感染症であるのか,それとも感染症以外の疾患であるのかを既往歴,現病歴,現症,スクリーニング検査によりおよそ鑑別し,さらに感染症であると考えられた時には,その病巣部位診断,病原体診断(細菌学的検査,免疫学的検査)へと進めていく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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