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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻11号

1983年11月発行

文献概要

特集 臨床細菌検査 Ⅷ.感染症の診断の進め方

2.迅速診断法の現状とその評価

著者: 中村正夫1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学臨床検査医学

ページ範囲:P.1430 - P.1436

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 日常検査として行われる臨床検査において重要な条件の一つは,正確な成績を出すと同時に,これを臨床に役立てるため,できるだけ速やかに行うということである.たとえ詳細な精度の高い検査が行われたとしても,成績が何日もかかるようでは日常検査としては価値が少ない.この点で生化学検査は自動機器の発達などにより,ある程度この目的に沿う結果が得られつつある.さらに血液検査,血清検査においても自動化が進められ,迅速診断の試みがなされている.
 これに対し,微生物検査,病理検査などは自動化が行われにくい分野で,多くの面が人手によらなくてはならない.しかし,この分野においても最近では自動化が進み,それだけ迅速化のうえでも進歩がみられつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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