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基礎科学からの提言・5
生物学的個体差の物差
著者: 増山元三郎1
所属機関: 1東京理科大学理学部第一部応用数学教室
ページ範囲:P.1524 - P.1533
文献購入ページに移動 もう10年近くも前のことである.科学技術庁の"化学物質および重金属の安全性評価手法に関する総合研究"に引き出され,そのデータ解析を担当させられた.その際いろいろな関係文献を読み,ヒトの生化学的個体差の組織的定量的研究の見当たらないことに不安を覚えた.これはその不安を解消するために行った研究のあらましである1,19).
以下にみられるように,適当な生化学的物差を使えば,一見複雑にみえるヒトの個体差に関して美しい簡単な法則が得られ,これは哺乳類の実験動物に拡張でき,他方自動分析器の作動特性のチェックにも利用できるのである.
以下にみられるように,適当な生化学的物差を使えば,一見複雑にみえるヒトの個体差に関して美しい簡単な法則が得られ,これは哺乳類の実験動物に拡張でき,他方自動分析器の作動特性のチェックにも利用できるのである.
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