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研究
保存尿における尿中ナトリウム,カリウム,クロールおよびクレアチニン濃度の安定性の検討
著者: 中牟田澄子1 川崎晃一2 尾前照雄1
所属機関: 1九州大学医学部第二内科 2九州大学健康科学センター
ページ範囲:P.315 - P.318
文献購入ページに移動尿検体の取り扱いと保存法は生化学検査の種類によって異なるが,一般には新鮮尿で1時間以内に行うことが望ましいとされている.しかしながら尿中電解質は多くの検体を同時に測定できるところから,比較的長期間にわたって保存することが多い.また,保存検体を再融解して測定することもある.このように異なった条件下で保存された検体の測定値の変動性をみるために,尿中ナトリウム(Na),カリウム(K),クロール(Cl)およびクレアチニン濃度について,蓄尿条件,保存期間および再融解による影響などに関する基礎的検討を行った.
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