文献詳細
今月の主題 細菌性食中毒
技術解説
文献概要
細菌性食中毒の原因菌は,感染型,毒素型および中間型(生体内毒素型)に大別され,このうち後二者は発症の機構になんらかの毒素が関与しているため,真の起病菌の同定には毒素産生能の有無を調べる必要がある.
一般に,細菌の産生する外毒素の量はきわめて微量で,その検出には種々のくふうがなされている.現在行われている検出法には,産生された毒素そのものを検出する生物学的方法と免疫学的方法のほかに,毒素産生能の有無を調べる毒素産生遺伝子検出法がある.本稿では,現在繁用されている細菌外毒素の主な検査法の手順,原理,特徴などについて紹介する.
一般に,細菌の産生する外毒素の量はきわめて微量で,その検出には種々のくふうがなされている.現在行われている検出法には,産生された毒素そのものを検出する生物学的方法と免疫学的方法のほかに,毒素産生能の有無を調べる毒素産生遺伝子検出法がある.本稿では,現在繁用されている細菌外毒素の主な検査法の手順,原理,特徴などについて紹介する.
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