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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻6号

1983年06月発行

文献概要

今月の主題 細菌性食中毒 技術解説

食中毒原因菌の産生する毒素の簡易検出法

著者: 本田武司1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所細菌血清学部門

ページ範囲:P.618 - P.626

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 細菌性食中毒の原因菌は,感染型,毒素型および中間型(生体内毒素型)に大別され,このうち後二者は発症の機構になんらかの毒素が関与しているため,真の起病菌の同定には毒素産生能の有無を調べる必要がある.
 一般に,細菌の産生する外毒素の量はきわめて微量で,その検出には種々のくふうがなされている.現在行われている検出法には,産生された毒素そのものを検出する生物学的方法と免疫学的方法のほかに,毒素産生能の有無を調べる毒素産生遺伝子検出法がある.本稿では,現在繁用されている細菌外毒素の主な検査法の手順,原理,特徴などについて紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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