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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻6号

1983年06月発行

文献概要

質疑応答

免疫血清 HBs抗体検査の判定/マット状の寒冷凝集の判定法

著者: 鈴木宏1 M子 鈴田達男2 岩倉伸子3 M女

所属機関: 1山梨医科大学第一内科 2東京医科大学血清学教室 3東京医科大学附属病院中央検査部血清検査室

ページ範囲:P.713 - P.714

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 〔問〕 肝機能検査でHBs抗原・抗体の検査を血球凝集法(RPHA,PHA)で実施し,確認試験まで行っております.肝炎などで長期療養中の患者さんの中にHBs抗体の不安定な方が時々みられます.例えば月1回,3〜4か月連続して検査すると(弱+),(−),(+),(−)というような結果となるため,判断に困っています.
 PHA法の信頼性,またHBs抗体そのものの持続期間,抗体価の変化などについてお教えください.
 〔問〕寒冷凝集素価の高いもの(1,024以上)の中に一晩冷中に置いても血球が管底に集まらず,マット状になるものがありますが,これはなぜでしょうか.そのような試験管を振ると血球が,対照と違ってギラギラした一様の粒子のように見えますが,これを凝集と言ってよいのでしょうか.お教えください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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