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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻7号

1983年07月発行

今月の主題 腎不全

技術解説

血中・尿中グアニジノ化合物の検査

著者: 折田義正1 安東明夫2 三上裕司3 国場幸史3

所属機関: 1大阪大学医学部第一内科 2大阪大学健康体育部 3大阪大学医学部第一内科教室

ページ範囲:P.746 - P.752

文献概要

 尿毒症患者体液中にある種のグアニジノ化合物(GC)が増加していることは古くから知られており,GCはウレミックトキシン(uremic toxin;尿毒症惹起物質)として注目されてきた.しかし,GC測定が臨床分野に導入されたのはつい最近のことであり,GCの生体内動態,作用,臨床的意義については,まだ明らかでない点も多い.
 従来,GC測定はペーパークロマトグラフィー,カラムクロマトグラフィーの手法でGCを分離後,種々の呈色反応により定量化して行われてきたが,近年,目覚ましく発達した高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の応用により,ようやく一般の検査室レベルでも行えるようになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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