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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻7号

1983年07月発行

文献概要

今月の主題 腎不全 総説

Uremic toxin

著者: 中尾俊之1 宮原正1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第2内科

ページ範囲:P.753 - P.761

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はじめに
 尿毒症患者の体内に蓄積ないし代謝障害の結果産生される物質について古くから地道な検討が行われていたが,1975年,International Congressof Nephrologyで"uremic toxicity"のシンポジウムが行われ,同じころ,わが国の腎臓学会総会のシンポジウムでも初めて"uremic toxin"が取り上げられた.このシンポジウムの司会者の上田教授は司会のことばに,uremic toxinの意義の将来はなお不明確であると述べておられる.
 その後,この方面の研究は爆発的に進められuremic toxinの基礎的事項,臨床症状との関連性あるいは測定方法などについてみるべき業績が報告されているが,なお不明瞭な点も多く,特に臨床への利用という点では測定方法の煩雑なこともあって不満足な状態にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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