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分離分析の技術Ⅱ・7
高速液体クロマトグラフィー—(6)アミノ配糖体系薬剤の分析
著者: 久保博昭1
所属機関: 1北里大学薬学部薬品分析学教室
ページ範囲:P.782 - P.789
文献購入ページに移動はじめに
アミノ配糖体系薬剤(aminoglycosides,以下AG)は,細菌感染の化学療法剤として重要な一端を担っており,ペニシリン系薬剤やセファロスポリン系薬剤とともに,繁用されている広域抗生物質の一群である.
抗生物質AGの分類は化学構造,抗菌スペクトルまたは抗生物質産生菌株の属から分類することができるが,化学構造が類似し,構造と薬理活性もほぼ相関しているので,一般に化学構造から分類されている.AGの化学構造は名前が示すようにアミノ糖を含む2個以上の糖残基から成る塩基性オリゴ糖であり,水に溶けやすい物質である.
アミノ配糖体系薬剤(aminoglycosides,以下AG)は,細菌感染の化学療法剤として重要な一端を担っており,ペニシリン系薬剤やセファロスポリン系薬剤とともに,繁用されている広域抗生物質の一群である.
抗生物質AGの分類は化学構造,抗菌スペクトルまたは抗生物質産生菌株の属から分類することができるが,化学構造が類似し,構造と薬理活性もほぼ相関しているので,一般に化学構造から分類されている.AGの化学構造は名前が示すようにアミノ糖を含む2個以上の糖残基から成る塩基性オリゴ糖であり,水に溶けやすい物質である.
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