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今月の主題 レーザーと臨床検査 カラーグラフ
早期肺癌と気管支鏡—中心型早期肺癌発見のために
著者: 雨宮隆太1 早田義博1 雨宮裕子1
所属機関: 1東京医科大学外科学教室
ページ範囲:P.962 - P.964
文献購入ページに移動 早期肺癌の外科療法後の5年生存率は扁平上皮癌100%,腺癌70%であり,早期肺癌の発見の重要性を物語っている.近年,喀痰細胞診による集検が行われ,多数発見される"chest x-ray negative, sputum cytology positive"と言われる症例では,細胞診で肺癌と診断された後,気管支鏡検査により腫瘍の局在が決定される.また,喀痰細胞診を行い,腫瘍細胞を認めなかった血痰のある喫煙者に気管支鏡検査で早期肺癌を発見した例もある.気管支ファイバースコープでは亜々区域支(IV次気管支)までの範囲内に原発した早期癌を内視鏡的に観察可能である.ここでは気管支鏡で観察される早期肺癌の像と所見解析法を説明する.
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