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研究
免疫組織学的グリア染色と従来の染色との比較検討
著者: 安藤怜子1 菊地悦子1 江口弘美1 大吉敏夫1 鈴木香子1 武下芳江1 平山和子1 森松義雄1 長嶋和郎2
所属機関: 1(財)東京都神経科学総合研究所臨床神経病理学研究室 2東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.1053 - P.1058
文献購入ページに移動神経病理学の中でグリア細胞の染色法としては従来Cajal染色,Holzer染色およびPTAH染色などが主として利用されてきている.いずれの方法もそれぞれ熟練を必要とし,かつグリアの特異性が必ずしも高いとは言えない.
近年,免疫反応を組織切片上で行い,例えばウイルスなどの特異抗原を判定するという方法が,蛍光抗体法として発展してきた.さらに,ここ数年来ウイルスのみならず多くの蛋白や酵素を免疫反応を利用し組織切片上で観察できるようになり,かつベンチジンを用いたペルオキシダーゼ発色法の導入により光学顕微鏡にて観察しうるようになってきている.
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