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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻1号

1984年01月発行

文献概要

今月の主題 血栓症 技術解説 血栓準備状態の検査法

1・可溶性フィブリンモノマー複合体

著者: 緇荘和子1 藤巻道男1

所属機関: 1東京医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.7 - P.13

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 血液中にトロンビンが生じると,トロンビンによってフィブリノゲンからフィブリンモノマー(fibrinmonomer)が形成される.このフィブリンモノマーは,FDPあるいはCIgと会合し,可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)を形成する.
 したがって,SFMCの検出は,血液中に微量のトロンビンが形成されたことが推測されるものであり,臨床的には凝固亢進状態,血栓症および汎発性血管内血液凝固症(DIC)の凝血学的スクリーニングテストとして用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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