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梅毒スクリーニング用ニューカルジオスライド"栄研"の検討
著者: 上尾八郎1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.95 - P.97
文献購入ページに移動はじめに
現在,梅毒の血清学的検査法として,脂質抗原を用いたいくつかの血清学的診断法(Serologic Test forSyphilis:STS)がスクリーニングテストとして広く実用に供されている.最近,栄研化学より,STSの一種で梅毒検査のためのより簡単なスクリーニング法としてのキット試薬ニューカルジオスライド"栄研"(以下,NCS試薬と略)が開発された.それを使用する機会を得たので,京大病院臨床各科より当血清検査室に提出された各種疾患血清を用いて本試薬と従来法であるガラス板法,緒方法およびTPHAの各種梅毒血清反応との比較検討を行い,いささかの知見を得たので報告する.
現在,梅毒の血清学的検査法として,脂質抗原を用いたいくつかの血清学的診断法(Serologic Test forSyphilis:STS)がスクリーニングテストとして広く実用に供されている.最近,栄研化学より,STSの一種で梅毒検査のためのより簡単なスクリーニング法としてのキット試薬ニューカルジオスライド"栄研"(以下,NCS試薬と略)が開発された.それを使用する機会を得たので,京大病院臨床各科より当血清検査室に提出された各種疾患血清を用いて本試薬と従来法であるガラス板法,緒方法およびTPHAの各種梅毒血清反応との比較検討を行い,いささかの知見を得たので報告する.
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