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編集者への手紙
サーベイ参加時に,測定法の再確認を!
著者: 加瀬沢信彦1
所属機関: 1静岡健康管理センター
ページ範囲:P.1224 - P.1225
文献購入ページに移動 今年もまた,日本医師会主催によるコントロール・サーベイの案内状が届きました.全国的規模で行われるわが国の臨床検査精度管理の代表的調査の一つとして,検査室にすでに定着している感があり,多くの人々の眼には年1回の恒例行事として別段変わりなく映じていることと思います.これは結構なことで良いのですが,一面,筆者は読者(サーベイ参加施設)に注意を喚起せねばならない具体的な事例を先のサーベイで経験していますので,ここに紹介したいと思います.
昨年の日医サーベイのLAP項目では,筆者の施設では測定法をL-ロイシンアミドを用いる方法にて参加しました.日常検査に準じて試料分析データを報告したところ,返送されてきた評価表に不合格"D"判定が二つもついているのです."D"評価は,該当グループの補正後の分布よりも測定値が±3SDを超える所に位置することを示すものですから,確率的にきわめて異常な数値です.しかし,筆者の検査室でその原因をいろいろと照合して考えてみても特別に異状が認められず,この評定が納得できないことから,真相を求めて調査してみました.
昨年の日医サーベイのLAP項目では,筆者の施設では測定法をL-ロイシンアミドを用いる方法にて参加しました.日常検査に準じて試料分析データを報告したところ,返送されてきた評価表に不合格"D"判定が二つもついているのです."D"評価は,該当グループの補正後の分布よりも測定値が±3SDを超える所に位置することを示すものですから,確率的にきわめて異常な数値です.しかし,筆者の検査室でその原因をいろいろと照合して考えてみても特別に異状が認められず,この評定が納得できないことから,真相を求めて調査してみました.
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