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文献概要
特集 産業医学と臨床検査 Ⅰ.総論
5 臨床検査からみた健康管理
著者: 田中茂1
所属機関: 1(財)埼玉県労働保健センター
ページ範囲:P.1279 - P.1288
文献購入ページに移動□産業医学における健康管理の位置づけ
1)産業保健の定義(ILO/WHO,1950)
1950年,産業保健に関するILO/WHOの合同委員会は,WHOの健康の定義を基にして,産業保健の目標を次のように述べている.つまり「あらゆる職業に従事する人々の肉体的,精神的および社会的福祉を最高度に増進し,かつ,これを維持させること.作業条件にもとづく疾病を防止すること.健康に不利な諸条件に対して雇用労働者を保護すること.作業者の生理的,心理的特性に適応する作業環境にその作業者を配置すること.以上を要約すれば,人間に対して仕事を適応させること,各人をして各自の仕事に対して適応させるようにすること」である,と.
1)産業保健の定義(ILO/WHO,1950)
1950年,産業保健に関するILO/WHOの合同委員会は,WHOの健康の定義を基にして,産業保健の目標を次のように述べている.つまり「あらゆる職業に従事する人々の肉体的,精神的および社会的福祉を最高度に増進し,かつ,これを維持させること.作業条件にもとづく疾病を防止すること.健康に不利な諸条件に対して雇用労働者を保護すること.作業者の生理的,心理的特性に適応する作業環境にその作業者を配置すること.以上を要約すれば,人間に対して仕事を適応させること,各人をして各自の仕事に対して適応させるようにすること」である,と.
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