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10 化学性発癌因子
著者: 児玉
所属機関:
ページ範囲:P.1363 - P.1363
文献購入ページに移動 ヒトの癌の70〜80%は環境因子となんらかのかかわりのあることが,従来の研究結果から考えられている.化学物質の発癌性は,職業癌として明らかにされたものが大部分であり,これらの物質の取り扱いについては特別な注意が必要となってくる.
IARC (lnternational Agency for Research on Cancer)では,①ヒトに発癌性を有する化学物質,混合物質,作業工程,②ヒトに対する発癌性の疑われる化学物質,混合物質,③ヒトへの発癌性を現段階で明らかにできなかったものについては分類がなされている.またわが国でも日本産業衛生学会の許容濃度等の勧告(1983)で,職業性発癌物欣として13物質が挙げられている.
IARC (lnternational Agency for Research on Cancer)では,①ヒトに発癌性を有する化学物質,混合物質,作業工程,②ヒトに対する発癌性の疑われる化学物質,混合物質,③ヒトへの発癌性を現段階で明らかにできなかったものについては分類がなされている.またわが国でも日本産業衛生学会の許容濃度等の勧告(1983)で,職業性発癌物欣として13物質が挙げられている.
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