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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻11号

1984年11月発行

文献概要

資料

13 煙突掃除人夫と陰部皮膚癌

著者: 鈴木

所属機関:

ページ範囲:P.1386 - P.1386

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 写真は,18世紀当時の英国のロンドンで見られた煙突掃除人夫である,当時,英国では石炭の需要が急激に増加し,各家庭でも暖をとるため暖炉で石炭が盛んにたかれた.そこで登場したのが煙突掃除人夫であるが,細い煙突でも容易に入りこめるというところから,多く少年が使われた.
 これらの煙突掃除人夫の陰部に皮膚癌が高頻度にみられることが,その後間もなく気づかれるようになったが,皮膚癌の発生が彼らの職業に関係があるのではないかということを初めて指摘したのは,Percivall Pott (1714〜1788)で,まことに時代を越えた慧眼であったと言うことができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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