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資料
13 煙突掃除人夫と陰部皮膚癌
著者: 鈴木
所属機関:
ページ範囲:P.1386 - P.1386
文献購入ページに移動 写真は,18世紀当時の英国のロンドンで見られた煙突掃除人夫である,当時,英国では石炭の需要が急激に増加し,各家庭でも暖をとるため暖炉で石炭が盛んにたかれた.そこで登場したのが煙突掃除人夫であるが,細い煙突でも容易に入りこめるというところから,多く少年が使われた.
これらの煙突掃除人夫の陰部に皮膚癌が高頻度にみられることが,その後間もなく気づかれるようになったが,皮膚癌の発生が彼らの職業に関係があるのではないかということを初めて指摘したのは,Percivall Pott (1714〜1788)で,まことに時代を越えた慧眼であったと言うことができる.
これらの煙突掃除人夫の陰部に皮膚癌が高頻度にみられることが,その後間もなく気づかれるようになったが,皮膚癌の発生が彼らの職業に関係があるのではないかということを初めて指摘したのは,Percivall Pott (1714〜1788)で,まことに時代を越えた慧眼であったと言うことができる.
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