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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻11号

1984年11月発行

文献概要

資料

17 森鴎外とPettenkoferの出会い

著者: 鈴木

所属機関:

ページ範囲:P.1411 - P.1411

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 Max von Pettenkofer (1818〜1901)は,衛生学の父と言われるドイツの学者である.当時はKochが感染症が細菌によって起こることを主張し始めたころで,Pettenkoferはそれにまっこうから反対したと言われる.
 ある学会場で,大激論のあげく,Kochが純培養に近いほどのコレラ菌の入ったコップをPetten-koferに突きつけ,「私の説が嘘だというのなら,このコップの水を飲んでみなさい」と言ったところ,Pettenkoferは平然として眉一つ動かすことなくそれを飲みほしたが,驚いたことに,その後まったく何の症状も示さなかったという逸話が残っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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