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17 森鴎外とPettenkoferの出会い
著者: 鈴木
所属機関:
ページ範囲:P.1411 - P.1411
文献購入ページに移動 Max von Pettenkofer (1818〜1901)は,衛生学の父と言われるドイツの学者である.当時はKochが感染症が細菌によって起こることを主張し始めたころで,Pettenkoferはそれにまっこうから反対したと言われる.
ある学会場で,大激論のあげく,Kochが純培養に近いほどのコレラ菌の入ったコップをPetten-koferに突きつけ,「私の説が嘘だというのなら,このコップの水を飲んでみなさい」と言ったところ,Pettenkoferは平然として眉一つ動かすことなくそれを飲みほしたが,驚いたことに,その後まったく何の症状も示さなかったという逸話が残っている.
ある学会場で,大激論のあげく,Kochが純培養に近いほどのコレラ菌の入ったコップをPetten-koferに突きつけ,「私の説が嘘だというのなら,このコップの水を飲んでみなさい」と言ったところ,Pettenkoferは平然として眉一つ動かすことなくそれを飲みほしたが,驚いたことに,その後まったく何の症状も示さなかったという逸話が残っている.
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