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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻12号

1984年11月発行

質疑応答

臨床化学 ALPの異常な変動と異常高値

著者: 飯野四郎1 高原享

所属機関: 1東京大学第1内科

ページ範囲:P.1648 - P.1648

文献概要

 〔問〕 5歳の女児で,外来初診時にALP 337 KAUと異常高値を示し,GOT 25 KU,GPT 7 KU,CRP〔−〕でした.当時薬剤は服用しておらず,6日後の再検時にはALPl87 KAUで,GOT 31 KU,GPT 11 KU,LAP 124 GRU,γ-GTP 8IU/l,そしてCa 8.3mg/dl,P 4.4mg/dlでした.さらに2か月後にはALP 21KAUと正常域に戻り,他の検査にも異常はみられませんでした.また,ALPアイソザイムにおいて,高値を示した初診および再来時には,ALP 3(骨性)のほかにALP 1(肝・胆性)が明確に出現しており,2か月後にはALP 3のみでALP 1は消滅していました.この症例におけるALPの異常高値とアイソザイムとをどう考えればよいのか,ご教示ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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