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学会印象記
第6回アジア・太平洋癌会議,他
著者: 清水弘之12
所属機関: 1組織委員会 2東北大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.152 - P.152
文献購入ページに移動医療と民間活動との各関係者が集う
この会議は,アジア・太平洋対癌組織連合が2年ごとに開催しているものである.1973年東京で第1回の会議が開かれ,その後シンガポール,マニラ,ボンベイ,コロンボを経て,第6回開催地として仙台市が選ばれた.宮城県対がん協会会長山形敵一を組織委員会会長として,1983年9月27〜30日に,29か国からの参加者を迎えて,ホテル仙台プラザで開催された.海外からの参加者は約130名,国内の参加者は約720名であった.
アジア・太平洋地域を中心とした癌研究者の参加はもちろん,癌に関するあらゆる分野の医療関係者(検査技師,保健婦,臨床医,行政職員など)および民間活動関係者も一同に会し,癌制圧に向けての学術交流・情報交換を行った点に会議の特色がある.ちなみに,本会議(第6回会議)のテーマは「癌の予防・早期発見ならびに癌の教育とリハビリテーション」であり,計画当初から,民間での活動を含めた実践的な癌制圧に視点を当てていた.直腸癌・喉頭癌などの手術を受けた後の患者がリハビリテーションの現状を発表したのも,本会議の特色と言えよう.
この会議は,アジア・太平洋対癌組織連合が2年ごとに開催しているものである.1973年東京で第1回の会議が開かれ,その後シンガポール,マニラ,ボンベイ,コロンボを経て,第6回開催地として仙台市が選ばれた.宮城県対がん協会会長山形敵一を組織委員会会長として,1983年9月27〜30日に,29か国からの参加者を迎えて,ホテル仙台プラザで開催された.海外からの参加者は約130名,国内の参加者は約720名であった.
アジア・太平洋地域を中心とした癌研究者の参加はもちろん,癌に関するあらゆる分野の医療関係者(検査技師,保健婦,臨床医,行政職員など)および民間活動関係者も一同に会し,癌制圧に向けての学術交流・情報交換を行った点に会議の特色がある.ちなみに,本会議(第6回会議)のテーマは「癌の予防・早期発見ならびに癌の教育とリハビリテーション」であり,計画当初から,民間での活動を含めた実践的な癌制圧に視点を当てていた.直腸癌・喉頭癌などの手術を受けた後の患者がリハビリテーションの現状を発表したのも,本会議の特色と言えよう.
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