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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻2号

1984年02月発行

文献概要

今月の主題 性行為感染症(STD) 座談会

性行為感染症の諸問題

著者: 津上久弥1 藪内英子2 武田敏3 山中喜代治4 三輪谷俊夫5

所属機関: 1大阪府立万代診療所 2岐阜大学医学部微生物学教室 3千葉大学教育学部保健教育 4大阪・大手前病院中央検査科細菌検査室 5大阪大学微生物病研究所細菌血清学部門

ページ範囲:P.160 - P.174

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 性病(venereal diseases;VD)とは本来,性的接触によって皮膚・粘膜から感染する疾病のことで,このうち特に伝染力が強く,重篤な症状や後遺症を伴うものとして,わが国の法律(性病予防法)では梅毒,淋病,軟性下疳および鼠径(そけい)リンパ肉芽腫症の四疾患を性病と指定している.諸外国においても同じような考えかたであったが,最近これら以外の疾病も広く含めてSTD (性行為感染症)と呼ばれるようになってきた.その背景には時代の変転に伴う社会構造・人間関係の変化,特に性道徳,性風俗,性行為の変化がある.今回はSTDを取り上げ,その疫学,診断,治療,予防対策,さらに性教育の在りかたについても言及していただいた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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